コンセプト

CONCEPT

ほんとうの「手づくり」

外国人宣教師より
受け継がれてきた
伝統の味をプラスし、季節によっても
味付けを変えています。

味付けは誰にも
任せられません。

常にお客様に喜ばれる
製品作りに努力しています。

選ばれた原材料

私たちの厳しい目が選んだ国内産の豚肉を使っています。
製品にはそれぞれ最も適した部位の肉を使い、また、合成保存料も使用していません。
混じりもののない原材料の旨味そのままを生かします。

豊かな自然が育む

東京からわずか1時間なのに、いかにも遠く・懐かしいふるさとに帰ってきたように感じさせる二の岡です。
富士山、水、空気、ケヤキの大木、竹林、季 節の花木…。自然に恵まれたこの地で、昔ながらの手作りハムが生まれています。

ひとの手とまごころと

戦前よりの製法を変えずにいまだに手造りにこだわっています。
塩漬け、塩抜き、水切りはもちろんの事、ハムは一人ひとりの手でセロファンに包まれ、 天じく木綿で、更にタコ糸でていねいにしっかりと巻かれていきます。また、燻煙に使う薪や、火の燃え方、煙の、回り具合にも気を使っています。手作業がゆえに、指の力加減、火入れの強弱で仕上がりが微妙に変化するのです。
こうして、ひとつずつゆっくりと出来上がっていくハムの味は、時間とひとの手とまごころの力が作り出した本物の味なのです。

アメリカ村の話 THE STORY OF
THE AMERICAN VILLAGE

御殿場は富士山を間近に仰ぎ、
真夏の最高気温が30度を越さないという涼しさから
軽井沢、箱根と並んで避暑地として知られてきました。
戦前の話です。

箱根の道に迷いこんだある外国人がにのおか神社で助けられ、
そこから見た富士山があまりにもきれいだったので二の岡に別荘を建てたといいます。
その後、ここ二の岡にも有名人や外国人の別荘が次々と建ち、
ことにアメリカのキリスト教宣教師によって、
通称アメリカ村と呼ばれる別荘地ができ上がりました。
当時はまだ、日本では米国のような食生活があまり普及してはおらず、
ましてや二の岡に至っては産業といえば稲作や養蚕くらいなものでした。
彼らの欲する食材はほとんどなかったのです。
そこで彼らは自分たちで養豚組合のようなものをはじめました。
それが二の岡フーヅの前身なのです。

このアメリカ村にボールデンさんという宣教師がおり、
ボールデンさんはここに居住して地域の産業的伝導に尽くし、
養豚の普及、ハム、ソーセージ等の食品加工法を地域に伝授してくれました。

昭和初め頃にはハムの本格的な生産が始まりましたが、
戦争の足音が高まり昭和11年にはボールデン夫妻も日本を離れることになりました。
その時この味と技術を守ろうとしたのが初代主人、芹澤正策でした。

もう亡くなられたボールデンさんが
帰国の船の中で書かれた手紙と同封されたボールデン夫妻の写真は
今も大切に保管しています。
そして、もちろんアメリカ村の手作りの味は今でも固く守られています。